元巨人で2009年ワールドシリーズMVP、ヤンキースGM付特別アドバイザーの松井秀喜氏が(51)、18日(日本時間19日)、ニューヨーク郊外で子どもを対象とした野球教室を開催。一般公募で集まった約40人を指導した後、メディアに対応。

巨人の後輩でもあるブルージェイズ・岡本和真内野手のデビューから約1か月について、自分の体験も踏まえつつ、メジャー適応に不可欠な調整期間として見守る考えを語った。

 松井氏はまず、メディアに釘を刺した。「これ、自分の経験話してるだけで、アドバイスではないです。”松井アドバイス”とか書かないでよ」と念を押しつつ、語った。

 「アドバイスはないって。結果出すしかないんですよ。もう、しょうがない。自分で見つけるしかないですから。私が何か言ったところで、直接言ってもそれがプラスになるか分からないのに、皆さん(メディア)通して言ってたら、もっと(プラスに)なんない。そういう意味では、試合に出続けることが一番大切。出続ければ、自分なりの改善法が、おそらく出てくるんでしょうから、実績ある選手なので」。

 突き放したようで、愛に満ちた金言。

苦しみながら、答えを探せ―。松井氏は、かつての自分を苦しむ岡本に重ねる。 

 「僕だってそうだった。最初、満塁ホームラン打ったけど、それ以降あんまり打てなかった。それこそニューヨーク・メディアにいろいろ書かれましたよ。それはしょうがない。それからは逃げられないから」 

 松井氏自身が適応に苦労したのは、過酷な移動を含むメジャーの過密日程。また、セ・リーグ5球団と対戦した日本時代に対して、29球団と対戦する投手の多さも課題だったという。

 「バッターボックスに入ってピッチャーと対戦経験がある、ないっていうのは、バッターにとっては、すごい大きな違い。何回か対戦すれば、ピッチャーごとの対策は、自分なりにある程度、確立してくると思うんです。打つだけじゃなくて、自分なりの色んなメジャーリーグのデータ集め。そこで改善していけば、また変わってくるんじゃないかな」と長い目でみている。

「今は色々調整が必要な時期だと思いますよ。一年目の選手は。慣れようと思って努力して、すぐ慣れるもんじゃない。でも、慣れようと努力しないと慣れない」

 まだまだ開幕1か月。松井氏は、日々の努力が段階を経て実り始める過程を重視。後輩ルーキーの模索を温かく見守っている。

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