距離を置くことになってしまった花笑(綾瀬はるか)と田之倉(福士蒼汰)。元CEOの朝尾(玉木宏)に頼まれて「夫婦のフリ」をしにでかけた帰り道、ひろ乃からの宣戦布告メールが届いて大焦り。ところが、朝尾が車のカギを失くしたと言い出して……。
まさにふんだりけったり、どうなる花笑!? というところからスタートした6話。けれど花笑の周りの人々は、視聴者が思うより優しかった!
実は原作では、「カギを失くした」というのは朝尾の嘘。けれどドラマ版では、どうやらやや本当寄りに変更されている(もしくは、どちらかわからないようにされている)。帰れないので夜を明かすために入った飲食店で、朝尾は花笑の恋愛がうまくいっていないことを知る。
普通なら、ここでアピールして横からかっさらうところ……でも、朝尾が好意を持っているのは「一生懸命恋愛をしている花笑」。つまり「田之倉のことを好きな花笑」だ(なんつー報われなさ!)。
またしてもキューピッド発動。2話のように花笑を励ます。「今日は家に帰さない」といったことはもちろんなく、車の合鍵をレンタカー会社に申請。花笑を家まで送り届ける。朝尾の株、ストップ高ですよ。
送り届けるシーンもいい。
車の中で、花笑のことを「友達」という朝尾。対する花笑は「犬猿の仲」。どっちが犬でどっちが猿か取り合いをする2人。花笑は基本的に、心の声でだけ話して相手には言わない(言えない)ことが多いが、朝尾に対してはかなり遠慮なく話せている。