というわけで、『銀河英雄伝説 Die Neue These』(→公式)第十ニ話「死線(後編)」。
新装版も刊行開始『銀河英雄伝説 1 黎明篇』(マッグガーデンノベルズ版)。
艦隊戦の映像が凄い。
CGの威力が発揮された。
前話で、艦隊出撃シーンが必要以上にじっくり描かれたのもしょうがない。
艦隊戦は新アニメ版のひとつの見せ所だろう。
進軍していくシーンではものすごい数の艦が描かれた。
各機の戦闘シーンもスピーディーに観せた。
戦いの間に、それぞれの人物のドラマも挿入された。
ドワイト・グリーンヒル大将が戦力がズタズタになった状況を報告する。
(ちなみにドワイト・グリーンヒル大将は、フレデリカ・グリーンヒルの父親ね)
ロボス元帥は答える。
「最高評議会としても今回の遠征をただの負けにしたくないようだ」
「なんですと」
グリーンヒル大将は、ムチャだ、って言ってるのに元帥は聞く耳を持たぬ。
「全軍をアムリッツァ星系に集結させる」
「閣下!」
「これは命令である」
ドワイト・グリーンヒル大将の苦渋の表情。
命令によってしかたなくアムリッツァ星系に向かうヤン・ウェンリーたち。
その報告を受け、「当然、わが軍もアムリッツァに集結する。敵がアムリッツァを墓所としたいのであれば、その希望をかなえてやろうではないか」と答えるラインハルト・フォン・ローエングラム。
こうして、ヤン・ウェンリーとラインハルト・フォン・ローエングラムがアムリッツァの地で相まみえることになる。
のだが、おおおい。
テレビ放映は、ここで終わりなのか。
GYAO!で観ていると「映画版で会おう」みたいな予告もなかったので、いやあ来週が楽しみだと思っていたら。
十二話までなのか。
じっくり描いているとはいえ、原作の第一巻ぶんは映像化されると思っていたので、驚いた。
公式サイトでは、
“ファーストシーズンの12話を「邂逅」として2018年4月から6月までTV放送。セカンドシーズンの12話を「星乱」として4話ずつ全3章に構成して2019年に映画館でイベント上映いたします”
と発表されている。(テキスト/米光一成)