ノーベル化学賞受賞者のマイケル・レビット氏はこのほど、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の単独インタビューに応じました。レビット氏は中国で8年間にわたり教壇に立ち、研究の最前線で活躍してきました。
レビット氏は世界的な人工知能(AI)の急発展について、「急速な発展とともに、責任問題との均衡を取らねばならない。我々はすべてのコンピューターチップ、すべてのプログラム、そしてその出力結果にまで識別可能な『身分標識』を持たせる方法を見つける必要がある。完璧な解決策を持つ国はどこにもない。このことを認識し、改善し続けていく必要がある。一つの国だけでなく、多くの国がこの課題に取り組んでいることをうれしく思う。そのことで、一つの均衡が形成されるからだ。均衡は極めて重要であり、多様性もまた非常に重要だ」と述べました。
中国は現在、「AIプラス」と名付けた取り組みを大いに推進しており、その重要な柱の一つとして、「AI駆動型」の新たな科学研究モデルパターンの早期確立を目指しています。レビット氏はこの状況について「科学技術の発展に焦点を当てることは極めて重要だ。イノベーションの駆動力は若者にある。中国には優れた教育を受けた多くの若者がおり、教育に関心を寄せる人も多くいる。そのため、この『AIプラス』という取り組みはまさに時宜を得たものと考える。
だからこそ、若い科学者に十分な独立性を与え、責任を担わせることも必要だ。そして、彼らが失敗することも許容せねばならない。優れた科学者はしばしば失敗するものだ。なぜなら、困難なテーマを選択するからだ」と述べました。(提供/CGTN Japanese)