深セン証券取引所メインボードに上場している中国物流大手、順豊控股(002352/深セン)は、2021年12月期の業績について、純利益が前期比で40%ほど減少するとの予告を発表した。
同社が1月28日に発表した業績予告によれば、2021年12月期の純利益は42億~44億元で、前期比40~43%となる。
2021年12月期が減益となった理由について同社は、さらなるシェア拡大に向けて土地、設備、輸送力などの物流網リソース拡充に向け投資を強化したこと、新型コロナの影響で春節に帰省せず仕事をする従業員が多く、各種手当の支給が増えたこと、低価格なエコノミー宅配サービス需要が伸び、全体的な利益率が低下したこと、2020年に政府から受けていた各種新型コロナ関連の税金減免措置が終了したことを挙げている。
また、10~12月期の増益の理由については、サービス商品構造や顧客構成の調整、最新技術を使用した需要の動的予測システム導入、中継拠点の設備自動化などによるコストダウン、2021年9月に買収した香港のケリー・ロジスティクス(嘉里物流、00636/香港)の業績が合算されるようになったこととした。
順豊控股は1993年設立の民間企業で2010年に深センメインボードに上場した。世界で4番めの規模を持つ物流会社で、中国国内のみならず日本を含む世界各地に拠点を持ち、グローバルな輸送サービスを展開するほか、ビッグデータプラットフォーム、輸送用ドローンシステム、在庫管理、商品仕分けシステムなどのソリューションプランを提供している。2021年1~9月期の売上高は1358億6053万元(前年同期比23.97%増)、純利益は17億9700万元(同67.89%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)











