深セン証券取引所の創業板に上場している江蘇裕興薄膜科技(300305/深セン)が5月18日、年産6万トンのハイエンド機能性ポリエステルフィルム生産ライン建設プロジェクトを発表した。
 
 同社は2004年設立の民営企業で、12年3月に深セン創業板に上場した。中厚型の特殊機能性ポリエステルフィルムの研究開発、生産、販売を主業務としており、中厚型特殊機能性ポリエステルフィルム業界ではトップクラスの生産規模を誇る。製品は新エネルギー、電子通信、電気絶縁などの工業分野に用いられている。2021年12月期の売上高は13億6512万元(前期比36.48%増)、純利益は2億4124万元(同54.45%増)。22年1~3月期の売上高は3億8625万元(前年同期比24.19%増)、純利益は5964万元(同8.65%減)。
 
 公告によれば、同社は既存の拠点内に新たに中厚型ポリエステルフィルム生産ラインを2本建設する。合計年産6万トンの生産能力で、主に電子、電気用およびハイエンドな包装、装飾用ポリエステルフィルムをターゲット製品としている。プロジェクト総投資額は4億8700万元で、予定工期は12か月、生産開始により売上高年間約8億8500億元、純利益約1億400万元を見込んでいる。

 プロジェクトについて同社は、機能性ポリエステルフィルム生産能力の拡大により製品の市場シェアと競争力を高め、太陽光発電や動力用電池など新エネルギー、電子通信などの関連業界が急速に発展する中で、一定の生産規模を持ち、機能性ポリエステルフィルム事業の専門性を一層高め、より強くするという会社の発展戦略を実現することが目的だと説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)