記事は、日本新華僑報網の報道を紹介。「これまで日本では金髪や茶髪の女性を至る所で見かけたが、今はつややかな黒髪の女性を多く見かけるようになった。実は、日本の黒髪回帰には中国人観光客が重要な役割を果たしているのである」としている。
具体的には「近年日本にやって来る中国人観光客が黒髪のヘアケア用品をこぞって買っていくこと」なのだという。記事は、ある老舗ヘアケアメーカーでは昨年の販売数が前年より10倍近く増え、新たに増えた販売数の7割以上が中国人観光客によるものであり、彼らが業績の成長を支える存在になったことを紹介した。
そして、中国人観光客の存在により日本市場では黒髪関連の製品が充実し、広まるようになり、最終的に黒髪文化を日本全体に席巻させ、黒髪回帰ブームを呼び起こしたと伝えた。またヘアケアメーカーの責任者が「お客様は神様、という別の意味を理解した。神様は市場や企業の方向を左右する存在であり、消費文化全体に影響さえ及ぼす。今の日本企業は、現在の神様が誰なのかをはっきり理解することで初めて再生できるのだ」と語ったことを伝えている。