◆春季近畿大会 ▽1回戦 智弁和歌山8―6滋賀学園(23日、わかさスタジアム京都)

 近畿大会が開幕し、智弁和歌山と立命館宇治が準決勝に進出した。智弁和歌山は、荒井優聖内野手(ゆうき、3年)が8回に逆転3ランを放ち、センバツで16強入りした滋賀学園に勝利した。

長友悠成内野手(2年)は3回に一時同点のソロ。1、2番コンビの2本塁打で3年続けて1回戦を突破した。

 ダイヤモンドを回りながら、力強いガッツポーズが飛び出した。1点を追う8回2死一、三塁、智弁和歌山・荒井が逆転3ランを放った。「変化球が多い投手。変化球を絶対に一球で仕留める。自分で決めてやろう」と狙い澄ました高校通算19号。元阪神の中谷仁監督(47)が「うちの中では一番いいバッター。長打もある。バットコントロールも選球眼もいい」と高評価する左打者だ。

 指揮官は、50メートル走5秒9を誇る長友の足を生かすために、荒井を攻撃的2番として起用している。「長友が出たらバッテリーがランナーを気にする。

速球系でいくと、荒井が対応してくれる」と戦略を明かした。1番の長友は、0―1の3回先頭で一時同点の右越えソロ。「ブラボーです!」。日本人初5大会連続でサッカーW杯に出場する同姓の長友佑都(FC東京)の名言で、公式戦初アーチの喜びを表した。岡山理大付1年夏で甲子園に出場し、観戦した父・悠司さんに3安打を届けた。

 1、2番で計6安打4打点。中谷監督は「苦手なチームづくり。バッテリー中心で守り勝つのが得意。今年の布陣だと攻め勝つ、打ち勝たないと目標は達成できない」と言葉に力を込めた。次戦は立命館宇治。「野球、大好きです!」と“アモーレ”があふれる長友が、2年連続準優勝の雪辱を果たす。(木戸 裕也)

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