広東省肇慶市の山奥で5月18日から行方不明になっていた11歳の男児が13日後の同月30日に、自宅から8キロ離れた木々が茂る山間の窪地で、奇跡的に無事発見された。

5月18日午後、肇慶市懐集県詩洞鎮安華村に住む男児が行方不明になり、家族が探しても見つからなかったことから、警察に通報。

警察の調べで、男児の家は山奥にあり、周囲にある民家はその1軒しかないことから、男児は山奥で道に迷ったとみられた。

それから13日間にわたり、捜索が続けられた。懐集県公安局は直ちに捜索救助体制を立ち上げ、肇慶市公安局も警官や警察犬を動員して、懐集県で捜索を支援した。また、複数台のドローンで上空から捜索し、詩洞鎮の村の幹部、森林保護員、周辺の住民なども協力して、力を合わせて捜索が進められた。

雨で地面がぬかるんでいたため、467ヘクタール以上の森林の捜索は全て徒歩で行われた。肇慶市懐集県公安局詩洞派出所の莫文傑(モー・ウェンジエ)所長は「十数日間にわたり、毎日100人以上が山で捜索に参加した。13日間で捜索に参加した人の数は延べ1000人以上に達した」とした。

捜索12日目にターニングポイントが訪れた。山で薬草を採っていた村民が子供のズボンを発見し、家族が行方不明になっていた男児のものと確認したのだ。

山奥で行方不明だった男児が13日後に無事救助―中国

そして13日目の30日早朝から、捜索チームは再び山に入った。すると、午前11時ごろ、警察犬が突然反応。頭を低くして、臭いを嗅ぎながら前に進み、吠え始めたという。

警察犬のトレーナーの郭志恒(グオ・ジーヘン)さんは犬の後を追いかけるようにして進み、10メートルほど進んだところで山間の窪地の茂みの中で横たわっている男児を見つけた。男児のズボンが発見された場所からは4キロ、男児の自宅からは8キロ離れていた。

発見後、郭さんが大きな声で男児の名前を呼ぶと、男児は顔を上げて笑顔を見せたという。

山奥で行方不明だった男児が13日後に無事救助―中国

その瞬間、郭さんは、「まだ生きていて、笑いかけることもできた!十数日間ずっと心配していたが、やっと胸をなでおろすことができた」と感動の瞬間を振り返った。

男児は救助後、最初に目にした郭さんの首をしっかりとつかんで離そうとせず、両目からは涙があふれていたという。

男児はなぜ山奥で行方不明になってしまったのだろうか?そして13日間にわたり、過酷な山の中の環境で、どのように生き延びたのだろうか?

捜索隊員によると、男児は道に迷い、木々が茂る山の中で不安になり、どんどん山奥に進んでしまった可能性があるという。幸いにも、連日雨が降っていたため、捜索は難航したものの、生き延びるのに必要な水を確保できたほか、山には果実がなっていたため、空腹をしのぐことができたとみられている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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