深セン証券取引所のメインボードに上場している、山東聖陽電源(002580/深セン)が5月18日、共同出資により子会社を設立して円筒形リチウムイオン電池の生産拠点を建設するプロジェクトを発表した。
 
 同社は1998年設立で、2011年5月に深センメインボードに上場した。エネルギーストレージ電源、予備電源、動力電源、新エネルギーシステムのソリューションおよび運営・保守サービスを主業務としており、リチウムイオン電池および電源システム、鉛蓄電池およびシステム、新エネルギーシステムインテグレーション製品などが主力製品である。2021年12月期の売上高は20億9052万元(前期比18.69%増)、純利益は3395万元(同18.52%増)。22年1~3月期の売上高は4億1926万元(前年同期比7.97%増)、純利益は2151万元(同213.12%増)。
 
 公告によれば、同社は山東国恵科創発展有限公司、泰安新区国恵産業投資基金(パートナーシップ制企業)とともに子会社の山東聖陽鋰科新能源有限公司(暫定名)を設立し、山東省泰安市のハイテク産業開発区に年産4ギガワット時の円筒形リチウムイオン電池生産ラインを建設する。子会社の資本金は3億元で、同社が55%の1億6500万元を出資する。
 
 プロジェクトについて同社は、安全性能やエネルギー密度の向上と製造コストの低下に伴い、従来の鉛蓄電池からリチウムイオン電池への置き換えが加速する中で、会社のリチウムイオン事業の布石を加速し、新たな業務内容や製品応用分野の開拓を進めて全体の利益能力を向上させることが目的であると説明。同社がすでに持っているリチウムイオン電池生産ライン建設や管理のノウハウ、アルミケース積層電池や円筒形電池の技術を利用することで、円筒形リチウムイオン電池生産ライン建設を円滑に進める事ができるとしている。 (編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)