動画では、日本で撮影されたドライブレコーダーの記録を紹介しており、動画には道路を横断しようとしている歩行者と、一時停車する自動車が映っている。撮影場所の多くは横断歩道のある道路だが、なかには横断歩道のない場所でも一時停止している自動車が映っており、道を譲られた歩行者や自転車は、車が止まると足早に横断し、お辞儀をしてお礼をする人が多いことも分かる。
このほか、右折するために停止している対向車に道を譲って先に行かせる車や、すれ違うのが難しいほど道幅の狭い道路で車を自発的に左に寄せて対向車を先に行かせる場面など、「道を譲る」様子が多く映っている。
中国でも一部の都市では、歩行者優先を厳しく取り締まるようになったためか、横断歩道では歩行者に道を譲る車も増えているが、全体的にはまだ「車優先」であるのが現状だ。そのためか、「中国は5000年の歴史を持つ礼儀の国だが、『譲る』という言葉はなくなってしまった」と嘆くコメントが寄せられた。
また、「譲ってもらった日本人の歩行者は、横断後にお辞儀をしたり手を挙げたりしてお礼をしている。ここに日中の差がある」と、歩行者に注目するコメントも少なくなかった。中国では、譲ってもらった歩行者が当然のようにゆっくりと歩き、お礼もしない人が多いからだろう。ほかには、「こういう運転は見ていると気分が良くなる。本当にうらやましい」というユーザーもいて、多くの人が日本人の民度の高さを称賛していた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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