韓国の国土面積は中国の96分の1ほどであり、人口は中国の27分の1ほどにとどまっている。それでも韓国の国内総生産で世界トップ10に入る国であり、中国人からすれば「国土が小さく、人口も少ない韓国が強い経済力を持っている」ことが不思議なのだという。


 中国メディアの快資訊は19日、「韓国は国土の小さな国なのに、なぜここまで豊かになれたのか」と題する記事を掲載し、国土面積が中国より圧倒的に小さい韓国が先進国となり、経済大国となったことは驚くべきことだと強調した。

 記事はまず、韓国経済がここまで強くなったのは奇跡的だったと紹介。周辺の大国からは常に狙われ、「北の兄弟」の脅威にさらされたとし、日本統治時代は「南農北工」と呼ばれたように北部のほうが豊かだったからだと論じた。

 ではなぜ、戦後は韓国が発展し先進国の仲間入りを果たすまでになったのだろう。記事は、「運も実力のうち」として、世界情勢の変化が韓国に味方したと主張し、その機運を見事に掴むことで韓国は発展したと主張し、ベトナム戦争で米国に協力した韓国は、戦争特需を背景に経済発展を遂げたと伝えた。

 そこに「政策」がうまく当たり、国民の勤労と相まって「漢江の奇跡」が生まれたと伝えている。
記事は結論として、韓国の戦後の奇跡的な経済成長は「国土面積の大きさ」とは関係がなく、韓国人の勤勉さや機運が根本的な理由だと主張した。もし台頭が遅れて1980年代以降になっていたらチャンスは巡ってこなかったとしている。

 中国人は往々にして「国の発展は大きな国土があってこそ」と考えがちだが、それだけに国土面積が小さい韓国がここまで経済発展を遂げたという事実が意外なことに感じられるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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