記事は、日本人は海外でもマナーが良いとのイメージが定着しており、公共の場所における振る舞いは確かに中国人よりも良いと紹介。しかし、日本人も昔から民度が高かったわけではなく、「明治時代の公共秩序はひどいものだった」と主張した。電車に乗る際に並ぶことはなく、互いに譲ることもなく、ごみのポイ捨てが普通のことであり、このような状態は1960年代まで続いたと主張している。
ところが、1964年の東京五輪を機に日本は大きく変化したと記事は分析。外国人に良い所を見せる「メンツプロジェクト」が始まり、法律や罰則でごみのポイ捨てや列の割り込みを取り締まるようになったとしている。東京五輪を前に美化運動やマナー向上の活動が行われたのは確かだ。
しかし記事は、列の割り込みについて日本は、「警察が大きなこん棒で割り込む人を殴り追い出す」ことで秩序を保つようにしたと主張。こうして徐々にマナーが良くなったと論じた。そして、「中国社会ではこのような方法は実施できず、とても真似できない。日本人だけが考え付く方式だ」と独自の見解を述べている。だが、これは間違った情報であり、デマに違いないが、中国ではいまだにこのようなデマが存在するのが現状だ。