中国メディアの新華社通信は18日、「親による子どもの仕事への過度な干渉が韓国で不満を招き始めている」と報じた。

記事によると、韓国で若者が学校を出て職場に入ることは、大人になったことを象徴するものだ。

こうした中、子どもの仕事に対する親の過度な干渉、親が子どもの勤める会社に休暇を申請したり昇給を求めたりする行為などが不満を呼び始め、韓国メディアのコリア・ヘラルドの報道によると、「ヘリコプターのように子どもの上空で旋回して常に子どもの一挙手一投足を監視する親」は「ヘリコプターペアレント」と呼ばれる。こうした親は子どもの学生時代は学生生活に過度に干渉し、子どもの就職後は給料や職場の人間関係に口出しをして、会社の人事部門の負担にもなっているという。

記事は、ある男性がネットへの投稿で「最近、新入社員の母親が会社を訪れて子どもの昇給を求めるという出来事があった」と明かしたことを伝えた。

男性はまた、友人の会社での出来事として「子どもをいじめた人間を出せ」と父親が怒鳴り込んできたことがあったと紹介。男性の投稿にはネットユーザーから多くの反応が寄せられ、中には「あるインターンの母親から『子どもは友人と遊びに行くので早退させてもらえないか』という電話があった」との声も聞かれたという。

記事によると、コリア・ヘラルドは「ヘリコプター育児」モデルが子どもの成人後も続く背景として、「子どもが成功するかどうかは親が責任を果たしたどうかを直接反映する」という一種の普遍的観念があるようだと報じた。

韓国保健社会研究院が今年3月、19~34歳の子どもを持つ45~69歳の親1600人を対象に実施した調査では回答者の3分の2がこの考え方に同意しており、報告書では「長期的な経済停滞や深刻化する雇用不安が親のこうした心配をさらに増幅させている。それが、多くの親が子どもが成人した後も強く関与することにつながっている」との指摘があった。

記事はまた、韓国の時価総額上位100位に入る企業の人事責任者40人に対する韓国・中央日報の2024年のアンケート調査で、35%の回答者が「従業員の家族から連絡を受けたことがある」と答えたことを紹介し、「連絡には、部署異動、給料、服装ルール、休暇申請などに関する問い合わせが含まれていた」と伝えた。(翻訳・編集/野谷)

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