深セン証券取引所メインボードに上場しているセラミックタイル大手、広東東鵬控股(東鵬控股、003012/深セン)は2021年の12月期の業績について、売上高が前期を上回る一方で純利益は大きく減少する見込みを示した。

 同社が28日に発表した2021年12月期の業績予告によれば、売上高は75億1623万~85億8998万元で前期比5~20%増加する一方、純利益は3400万~5100万元で、同94~96%の大幅減となる見込み。


 売上高が小幅な増加にとどまり、かつ純利益が90%以上減少する要因について同社は、国内外での新型コロナ感染が繰り返し発生したこと、カーボンピークアウト・カーボンオフセット政策、電力不足による生産制限、不動産業界顧客の売掛金を減損引当金に計上したこと、原材料やエネルギーなどの価格の大幅な上昇による総合的なコスト増を挙げた。減損引当金については、2021年12月31日現在で不動産業界顧客の売掛金残高が4億4500万元あり、回収可能性について評価を行なった結果、信用減損損失として計上する必要があるとの認識に至ったと説明している。
 
 同社は2011年に株式会社化した民営企業で、2020年10月に深センメインボードに上場した。セラミックタイル、バス・トイレ向けセラミック製品の設計、生産、販売を手がける、中国の業界最大手企業で、北京冬季五輪・パラリンピックのセラミックタイル公式サプライヤーである。2021年1~9月期の売上高は57億3823万元(前年同期比20.33%増)、純利益は3億9072万元(同25.23%減)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
編集部おすすめ