深セン証券取引所の創業板に上場している、広東正業科技(300410/深セン)が5月17日、江西省景徳鎮市でリチウムイオン電池検査設備などのハイエンドインテリジェント設備産業パークを建設することを発表した。
 
 同社は1997年設立で、2014年に深セン創業板に上場した。リチウムイオン電池、PCB(プリント基板)、フラットパネルディスプレイを3大主力事業と位置づけており、リチウムイオン電池検査自動化設備、精密加工検査自動化設備、液晶モジュール自動組み立て・検査設備などの研究開発、生産、販売を行っている。2021年12月期の売上高は14億5990万元(前期比21.94%増)、純利益は1億2977万元(同141.45%増)。22年1~3月期の売上高は2億6991万元(前年同期比34.47%減)、純利益は827万元(同93.57%減)。

 公告によれば、同社の完全子会社である江西正業科技有限公司と江西省景徳鎮市ハイテク技術産業開発区管理委員会が景徳鎮ハイエンドインテリジェント設備産業パーク建設プロジェクト投資契約を締結する。産業パークではリチウムイオン電池検査、PCB検査、フラットパネルディスプレイ自動生産などの設備の研究開発、生産が行われる予定で、投資総額は7億6000万元となっている。

 プロジェクトの背景について同社は、華東・華中地域が同社にとって工業用検査設備、特に、リチウムイオン電池用X線検査設備の主要顧客地域であり、急速に伸びる需要に対してより近い場所で良質なサービスを提供するとともに企業コストを下げる必要性があること、景徳鎮が新エネルギー産業拠点づくりに力を入れており、資金力、地域の影響力、産業政策などの面で同社にとってメリットが大きいことなどを挙げた。そして、プロジェクトの契約が今年の業績に大きな影響を与えることはないものの、長期的に見てポジティブな影響を生み、会社の競争力向上に寄与するとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)