柚月裕実の「Weekly“J”」#43<8月23日〜8月29日>
ジャニーズの新鮮な顔合わせが面白い
アイドルファン歴25年超の筆者が一週間の出来事からトピックを紹介するこのコーナー。8月23日からの一週間より、印象的なトピックスをご紹介します。【関連レビュー】二宮和也の誕生日祝った「ジャにのちゃんねる」初の生配信が流石の面白さ
今回はYouTube『ジャにのちゃんねる』夏休み企画が完結、そしてHey! Say! JUMP・伊野尾慧とKing &Prince・神宮寺勇太が雑誌『an・an』の表紙を飾った件についてフォーカスします。
※一部ネタバレがあります。
見ごたえたっぷり『ジャにのちゃんねる』夏休み企画
嵐・二宮和也、KAT-TUN・中丸雄一、Hey! Say! JUMP・山田涼介、SexyZone・菊池風磨の4人によるYouTubeチャンネル『ジャにのちゃんねる』。8月8日から全10回(+おまけ動画)に渡って配信された「【夏休みSP】日本の夏、ジャにのちゃんねるの夏」が8月23日に無事に最終回を迎えた(おまけ動画は24日配信)。山田涼介念願のキャンプに出かけた一行。日陰もない炎天下でジャニーズのアイドル4人が、テント設営に苦戦。キャンプ初心者らしい洗礼を受けていた。テレビ番組などではここまでしなくてもいいであろうに、本気で苦戦していた。
テントがひと段落すると、今度はアプリゲームを楽しんだり、川に繰り出して水面に石を滑らせる水切りではしゃいだり。けたたましいセミの鳴き声をバックに夏ならではの映像を観ることができる。
一日よく動き、遊んだあとは、食事作り。菊池と二宮が菊池特製カレーを、中丸と山田がアヒージョと燻製づくりに挑戦した。ラストは焚き火やランタンの柔らかい光に包まれながら、語らいのひと時を過ごす。ハプニングに笑い、焚き火を前に素直にチャンネルに向き合う姿にジーン。
そして、この動画の面白さは、グループの枠組みを越えて集結したメンバーが、グループの時とは違う一面が見られることにもある。
二宮が最も早いデビューではあるが、年齢でみると中丸と同い年。最年少メンバーの菊池はグループではお兄ちゃん的存在としてメンバーを牽引してきた。そして二宮&中丸、後輩の菊池に挟まれているのがグループでは絶対的エースの山田涼介。それぞれのグループでの仲の良さとも違う、上下関係がありつつも、それを超えるようなまるで4兄弟のような関係性がみられる。
のんびりとした二宮や中丸に、バラエティ番組でもその手腕を発揮している菊池が容赦なく切り込む。控えめな中丸と山田も同様に、山田が中丸をいじる一幕があったり、二宮に遠慮して山田が身を削るような行動に出たり。グループの垣根を超えた関係性で、活動歴が長い彼らではあるが、また新たな一面がみられるのが面白い。
また、動画の編集は中丸が担当しており、テロップには「U・Z・A」「陰キャ」「陽キャ」などの鋭いツッコミが散りばめられている。場の雰囲気やテンションをそのまま取り入れた編集メンバーならではだ。
ショート版動画では「ジャにのちゃんねるの夏【夏休みSP中】誰かが切り抜く前に爆速で我々が切り抜いてみた」と題して、SNSでありがちな視聴者が個人編集で流す動画を逆手にとった映像もユニーク! 多くのスタッフが介在して、様々な制約を踏まえたら実現しないであろう、まさにYouTubならではの動画がみられる。
Hey! Say! JUMP・伊野尾慧とKing &Prince・神宮寺勇太が雑誌『an・an』の表紙に!
8月7日にスタートしたばかりの東海テレビ、WOWOW共同制作の『准教授・高槻彰良の推察 シーズン1』(フジテレビ系)。Hey!Say!JUMP・伊野尾慧と、King & Prince・神宮寺勇太が出演している。こちらも珍しい組み合わせで、上記の『ジャにのちゃんねる』同様に、化学反応とも呼ぶべき新鮮な空気が流れている。ドラマで伊野尾が演じるのは異能を持つ民俗学の准教授・高槻彰良。神宮寺は高槻の授業を受ける学生の深町尚哉。キリっとしたスーツ姿の伊野尾に対して、メガネをかけたやや地味めな深町。仕方なく履修した民俗学ではあったが、ミステリアスな深町ワールドにどんどん引き込まれていく。
現在発売中の雑誌『an・an』(マガジンハウス/9月1日号)には伊野尾と神宮寺が二人揃って表紙を飾っている。光沢のある撫子のようなピンク色のシャツを着た神宮寺、彼の顎と頭部に手を添えるのが伊野尾。ローズピンクのタートルネックシャツを着こなし、二人の衣装が美しいグラデーションをなす。
また、「秋、色めく 僕ら。」と題してグラビアページにも登場。こちらは雰囲気をがらりと変えてホワイトのワントーンコーデ。
『ジャにのちゃんねる』をはじめ、伊野尾&神宮寺のドラマ共演、『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)にも助っ人としてKing & Princeの岸優太、SixTONESの森本慎太郎、Aぇ!groupの草間リチャード敬太の若手メンバーが参加しているように、グループに所属しながらも、その枠組みを越えた活動、新たな組み合わせが新鮮だ。
(柚月裕実)
※次回「Weekly“J”」を更新しましたら、Twitterでお知らせします
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柚月裕実
Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。
@hiromin2013