中国北西部に位置する陝西省考古研究院は6月3日午前、同省咸陽瓦劉村の後漢紀年墓の考古学研究成果と唐長安県尉范凝墓の考古成果を発表しました。
考古学者らは2020年6月から2022年10月にかけて、西安咸陽国際空港第3期拡張プロジェクトの考古学調査において、計4093基の墓を発掘しました。
瓦劉墓地は同発掘プロジェクトの第2発掘区に属し、後漢の墓110基が発見され、年号が記された紀年付き朱書陶つぼ(瓶)5点が出土しました。年代は陽嘉元年(132年)から中平五年(188年)に及び、器物の文字は後漢中後期の中原と北西地区の葬儀風習を集中的に反映しています。今回の考古学発掘で出土した副葬品は陶器を主とし、銅、鉄、鉛など少量の金属器もあります。
陝西省考古研究院は2023年3月から、西安東郊にある灞河東岸の務荘村で漢唐から明清時代までの古墳760基余りを発掘しました。その中でM8の番号を付けられた墓主である范凝は、唐代の長安で県尉(県レベルの治安担当長官)を務めていました。墓誌の内容は范凝の家系や官歴が記録されているだけでなく、范氏の「義理人情を重んじ、人との付き合いが巧みで、些細なことにこだわらない」という人柄も記されています。范凝の墓誌の序文を書いた長安県の主簿(文書管理長官)柳鎮は唐宋八大家の一人である柳宗元の父親です。
また、范凝墓から十二支の俑を含む各種文化財49点が出土しました。同墓の発掘は唐代の歴史文化、葬儀制度などの研究に実物資料を提供しています。(提供/CGTN Japanese)











