日本と中国では政治や社会の各種制度が異なるように、教育分野でも様々な違いが存在する。中国メディアの捜狐はこのほど、我が子を日本の幼稚園に通わせているという中国人ママを「震撼させた日本の幼稚園の習慣」について紹介する記事を掲載した。


 子どもが幼稚園へ通う事になって初めて知る、入園準備や幼稚園の決まり事、年間行事などに圧倒される新米ママは少なくないが、中国人ママは習慣や文化の異なる日本の幼稚園に困惑し、圧倒されるのは当然と言えるかもしれない。

 記事が紹介した中国人ママは、「入園手続きをした日の説明会でまず、大小様々な袋を用意するようと言われたことから驚きが始まった」と主張。園指定で購入するリュックサックの他は、「タオル、給食セット、着替え、上履きに、それぞれ大きさが指定された袋を親が手作りするよう言われた」とし、それに困惑しつつも「日本人は幼い時から細かく分類して収納するので、大人になっても細かなゴミの分別が出来るのだ」と感心した様子。

 また入園後、中国とは異なる光景として「送迎時に親は手ぶらで、子どもがリュックなどいくつかの手提げ袋を持って、嬉しそうに走っている」ことに衝撃を受けたという。中国では送迎は主に祖父母が行うが過保護の傾向が強く、「祖父母が孫の荷物を持ち、孫は手ぶら」というのが一般的だからだ。

 他にも、幼稚園の活動には運動が多く、「授業では女子もサッカーの試合をさせている」ことには特に驚きを表わした。
また外での運動は冬でも行われ、中国人ママからすると子どもが薄着で外で遊ぶことはあり得ない行為だが、日本人ママは意に介さぬ様子だったと紹介、「子どもは徐々に抵抗力を付けていく」と考えていることに衝撃を受けたと伝えた。

 中国では冬に子どもに薄着をさせたり、外で運動させたりしたら「虐待している」と批判されてしまうが、日本ではそれがいたって普通であることに中国人ママは思わず震撼してしまったようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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