中国高速鉄道の「静音車両」内で20分にわたって携帯電話で通話を続けた女性が物議を醸している。中国メディアの封面新聞が21日に伝えた。

中国の高速鉄道では、大きな声での会話などが原則禁止されている「静音車両」が設置されている。記事によると、今月18日、上海虹橋発・北京行きの高速鉄道の静音車両で、女性客が20分にわたり通話を続けた。

乗務員は「静音車両です。お静かにお願いします」と書かれたプラカードを掲げて女性の前に立ち注意したが、女性は無視。この様子を同じ車両に乗っていた別の乗客が撮影してネットに投稿したことで話題になった。

動画を投稿した海(ハイ)さんは「女性は乗車してからずっと電話をしたり、仕事をしたりしていた。20分くらい電話していた。乗務員はずっと彼女の前で札を立てて注意していたが、女性は応じなかった」と振り返った。

女性は電話を切った後、「乗車前から通話していた」などと主張。謝罪の言葉は一切なく、当然のことのように振る舞っていたという。

中国の鉄道サービス「12306」の担当者は「静音車両では、電話の発着信や動画の音声再生、乗客同士の会話は禁止されており、静かな空間を重視している。大声で話す人がいた場合は乗務員に助けを求めてほしい。

直接言いづらい場合は、肘掛けにあるQRコードを読み取って通報することも可能なほか、12306に電話して対応を求めることもできる」と説明した。

中国のネットユーザーからは「素養が低すぎる」「わがままに育てられたんだな」「(列車に乗務している)鉄道警察は何をしている」「ブラックリストに入れろ」「こういう人は今後、静音車両に乗れないようにしてほしい」「静音車両で違反行為が後を絶たない。ルールはなぜ徹底されないのか」「実際に罰がないとだめ。『注意』だけでは意味がない」「面の皮が厚いやつには勝てん」といった声が上がった。

一方で、「彼女が自分で静音車両を選択したのか、それとも自動的に振り分けられてしまったのかによる」「何度か自動で静音車両に振り分けられたことがある。こういう車両自体に反対はしないが、乗客にも選択権がほしい。急に電話に出ないといけないことだってある」との声もあったが、これには「自動で振り分けられたとしても、できる限り静かにすべき」「静音車両であって静音列車ではないのだから、デッキに移動して話せばいいだけ」といった反論が寄せられた。(翻訳・編集/北田)

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