北京市の人気観光地の頤和園の東堤付近で22日午前9時過ぎ、観光していた高齢者が突然倒れ、意識を失う事態が生じた。その場に居合わせた観光客がすぐさま心肺蘇生法を施し、その後、駆け付けた頤和園の職員が迅速に救急車を呼び、搬送先の病院で優先的に緊急手術が実施されるという命を救うためのバトンがつながれ、高齢者は一命をとりとめた。

北京日報が伝えた。

高齢者が倒れて意識を失った際、その場に居合わせた外国人と中国人の観光客がすぐに駆け付けた。そして、ある観光客が心停止になっている可能性が高いと即時に判断し、時を移さずに正しい方法で心肺蘇生法を施した。さらに、ほぼ時を同じくして、頤和園の職員も異常を察知。警備員2人がすぐに駆け付けて秩序を維持し、集まっていた観光客の分散に努め、救助と搬送のためのスペースを確保し、120番通報して救急車を呼んだ。救急車は数分後には到着。警備員は救急隊員と協力して高齢者を救急車に乗せ、救急車がすぐに出発して病院に向かうことができるよう誘導した。その場に居合わせた観光客は、「職員はすぐにやってくると、1人がその場の秩序回復に努め、もう1人が電話していた」と振り返る。

心筋梗塞で倒れた高齢者を中国人と外国人観光客が力を合わせて救助―北京市

高齢者は中国中医科学院西苑病院・胸痛センターに搬送され、心電図検査の結果、急性前壁心筋梗塞と診断された。病院は直ちに優先的に治療する手配を進め、緊急手術を行い、迅速かつ適切な治療が施された。

医師は「患者が倒れてから、その場で応急手当てが施され、病院に到着してから優先的に手術を受けるまで、全てがとても円滑だった。外国人観光客も中国人観光客も親切に助けの手を差し伸べ、頤和園の職員が現場で必要な措置を講じ、速やかに高齢者を搬送するなど、病院の緊急治療のために貴重な時間を稼いでくれた」とした。

心筋梗塞で倒れた高齢者を中国人と外国人観光客が力を合わせて救助―北京市

頤和園は今後、西苑病院との連携を強化し、定期的に医療関係者を招いて、心肺蘇生のやり方や自動体外式除細動器(AED)の使い方などを指導してもらい、熱中症、心・脳血管疾患の緊急症状の見分け方などの特別トレーニングを展開し、より多くの職員やボランティアに受講してもらう計画という。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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