2026年5月3日、韓国メディア・朝鮮日報は、4月末から5月初旬は日本や中国を含む周辺地域の多くで連休となっていることで、韓国に外国人観光客が大挙して訪れ、流通業界が特需に沸いていると報じた。

今回の連休期間中、韓国を訪れる日本人観光客は約8万~9万人、中国人観光客は約10万~11万人に達する見通しで、両国だけで計20万人規模の訪韓が予想されている。

前年と比べても、日本人は約2割、中国人は最大3割以上増加するなど、明確な回復と拡大が見られる。こうした動きはすでに現場にも表れている。ソウル市内の大型商業施設では、日本語や中国語に加え、英語やベトナム語、アラビア語など多言語が飛び交い、外国人観光客の姿が目立った。インスタントラーメンなど人気の韓国フードや菓子、インスタグラムなどSNSで話題の商品を大量に購入する光景も見られ、売り場は活気に包まれていたという。

今年に入り、韓国を訪れる外国人観光客は過去最高水準を記録している。第1四半期(1~3月)の訪韓客数は約474万人と前年同期に比べて22%以上増加しており、コロナ前の19年を上回った。うち約半数が中国人と日本人で、依然として最大顧客層であることが浮き彫りとなった。こうした状況を受け、百貨店や免税店は外国人客の取り込みを強化している。外貨売上は軒並み大幅に増加しており、一部では前年の2倍近い伸びを記録した店舗もあるという。各社は外国人専用の会員サービスや割引キャンペーン、限定商品などを相次いで打ち出し、購買意欲の喚起を図っている。

また、単なる買い物にとどまらず、K-POPや韓国文化体験を組み込んだ観光商品も人気を集めている。ある調査では訪韓の動機として「韓国カルチャー」を挙げた割合が7割を超えており、文化コンテンツが消費行動に大きな影響を与えていることが確認された。

記事は、原油価格の上昇などで旅行コストが高まっているものの、短距離旅行が中心となる今回の連休では影響は限定的と分析。その上で、韓国の流通業界にとっては中国人と日本人という近距離の大口顧客を同時に取り込む絶好の機会となっていると伝えた。

これについて韓国のネットユーザーからは「日本と中国の連休が重なるのは強いな」「韓国の観光は完全に回復した印象」「カルチャーの影響力には驚く」「特に若者の韓国人気は凄い。K-POPなどのおかげで、韓国に対して良いイメージを持っている外国人が増えたようだ」「買い物だけじゃなくて体験型が人気なのは時代を感じる」などの声が上がった。

また、「この流れが続けば、韓国の観光業はかなり強くなりそう」「店側もかなり本気で外国人向けサービス強化が必要だろう」「政治的にはいろいろあるけど、観光は別だという人が多いんだろう」「結局、近い国は行き来しやすい」「仕方ないんだろうけど、どこも混んでて嫌になる」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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