山東省済南市でこのほど「斉魯サッカースーパーリーグ」の開幕戦が開かれ、観戦チケットが観戦、アクティビティー、グルメ、ショッピングを一緒に楽しめる共通チケットとなっていたため、市内全域で盛り上がりを見せた。また、北京市ではベーカリーブランド200社以上が同市朝陽区のパンフェスティバルに参加し、人気商品はあっという間に売り切れた。
スーパーウイークエンドとは、文化、スポーツ、商業、観光資源を集約し、週末に多様なイベントを開催することで、消費を刺激し、都市の活力を高め、消費をけん引する要素を「目的地」から「遊び方」へとシフトさせる取り組みのことだ。このスタイルが人気を集めていることは決して偶然ではない。需要側から見ると、住民の生活水準が高まり続けているのを背景に、ライブ感や感情的な共鳴、没入型体験の追求が消費の新たな注目ポイントとなっている。供給側から見ると、スポーツと観光の踏み込んだ融合により、スーパーウイークエンドが誕生し、試合会場がシーンに変わり、「スポーツ+」により産業バリューチェーンを伸ばしている。そして、スポーツを観戦する1~2時間で終わらず、観戦のついでに飲食やショッピング、娯楽なども楽しめるようにすることで、より巨大な消費のポテンシャルが引き出されている。
中国の消費市場で大きな変化の波が起きており、住民の消費は「商品消費メイン」から「商品とサービスの両方の消費を重視」へとシフトしており、その動向が日に日に顕著になっている。中国の2025年の住民の1人当たりのサービス消費支出の割合は46.1%にまで上昇し、サービス消費が消費全体に占める割合が高まり続けている。25年11月末の時点で、中国の体験経済市場の規模は前年同期比22.6%増の18兆4000億元(約432兆4000億円)に達し、今年は22兆元(約517兆円)を超える見込みだ。
スーパーウイークエンドはこうした動向にフィットしている。情緒的価値、参加してる感が高い文化・スポーツイベントがエントランスとなって、地元市民だけでなく、さまざまな地域からやって来る観光客がどんどん集まり、ジャンルを超えたシーンの融合を通して、消費の境界が打破され、交通、宿泊、飲食、ショッピング、観光スポット、娯楽からなるトータルチェーンの消費のポテンシャルが全面的に引き出されている。











