We♡SMAP #15|メンバーそれぞれが互いの2007年を評価 木村拓哉「吾郎はおもしろくなった」
イラスト/おうか

ずっとSMAPが好き♡ SMAP特集

2007年はシングル1作のみ。12月19日に『弾丸ファイター』をリリースしたSMAP。2008年はシングル2作、3月5日に『そのまま/White Message』、8月13日に『この瞬間、きっと夢じゃない』を発表。
そして9月24日にアルバム『super.modern.artistic.performance』をリリースした。

【前回レビュー】We♡SMAP #14|香取慎吾「僕の人生には驚きが多すぎる!」スケジュールぎっしりの結成18周年

「弾丸ファイター」はテレビ朝日系列のスポーツテーマソングに起用され星野JAPANを盛り上げた、「この瞬間、きっと夢じゃない」は中居正広がメインキャスターを務めたTBS系の『北京オリンピック』テーマソングに起用。


ちなみに、「そのまま」の両A面(カップリング扱いの場合も)「White Message」の作詞、アルバム収録の「Still U」の作詞・作曲は、NiziUを誕生させたJ.Y.Parkが手掛けたもの。昨年、大きく注目を集めるよりもずっと前、2007年の段階からコラボレーションをしていたSMAP。コンサートはもちろん、2008年放送『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で披露したほか、昨年は『ニュースな会』でもSMAPに楽曲提供したことも話題に上った。


2008年9月24日から『SMAP 2008 super.modern.artistic.performance tour』がスタート。2年ぶりの全国ツアーは、東京ドーム6日間連続公演から。今回は事務所でもレコード会社でもなく、彼らがライブをやりたいと提案して始まったものだという(オリスタ/2008年10月13日号)。

2007年の振り返りと結成20周年を迎えた2008年のSMAP

『ポポロ』2008年2月号では、2008年に結成20周年を迎えるSMAPが全員揃って登場。2007年の振り返りを、それもメンバー全員分についてコメントした。

■メジャーリーグは最高 中居正広
「メジャーリーグを本場の球場で観戦できたのが、いちばんの出来事だね。日本の選手が帰ってきたくなる気持ちがやっとわかった」。この時期は、2008年公開の映画『私は貝になりたい』に向けてダイエットをしていた。


木村拓哉については「映画『HERO』でカンヌへ行ったりして、世界へ羽ばたいているよね」草なぎ剛とは初のふたりご飯。「ちょっと司会者とゲストみたいになってたけどね(笑)」香取慎吾には「木村と同じく、慎吾も世界へと羽ばたいた1年だったよね」『西遊記』を挙げながら「海外を含めいろんなろことへ行って、彼が得たものは大きかったはず」

『世界水泳メルボルン2007年』でオーストリア・メルボルンから試合を見守った稲垣吾郎「現地からのレポートで吾郎らしさが出てた」「あとおもしろい仕事もしてたよね、吾郎は。ラーメンのCMとか、最高に面白かった(笑)」。当時出演していた日清食品「麺職人」CMシリーズだろうか。「ツル、シコ、メン!」

■やりがいのある1年 木村拓哉
「僕が投げたボールをしっかり受け取ってくれた人から、また僕の手元にボールが返ってくる手ごたえを感じられた年だった」。2008年はイ・ビョンホンなど各国のスターによる競演が実現した映画『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』に出演。「僕はひとつの役を任されているだけで、作品が完成できるのは、たくさんのスタッフの支えがあってこそ」
スタッフに向けて「本当にありがとう」と感謝を伝えていた。


中居について「’07の中居は本当にたくさんしゃべったと思う。いろんなところでMCぶりを発揮したからね。その言葉を原稿用紙に換算したら、ものすごい量じゃないかな」「吾郎はおもしろくなったと思うんだよね」と稲垣について。「『SMAP×SMAP』や『Goro’s Bar』できたえられた結果だと思うな」

草なぎについて「彼自身の持っているものが、ひとつの文化になりつつあると思う」として日韓の交流を挙げた。香取には「’07年はメンバーのなかで本当にいちばんがんばったんじゃないかなと思うよ」。“ツートップ”も忙しいなか香取の活躍を見守り、一年の振り返りに揃って香取の奮闘を挙げていたのに胸が熱くなる。

■いろんなものが充電できた 稲垣吾郎
プライベートな時間が充実した1年だったと稲垣。「国内旅行をして、いろんな人と出会えたし」。違う業界の人との会話は刺激になった様子。
「この1年で充電したものを、’08年はぜひ仕事に生かしたいね」

「中居くんのあんなうれしそうな顔、仕事でも見たことない(笑)」とヤンキースタジアムでの中居についてコメント。そして、木村が出演した映画『HERO』とドラマ『華麗なる一族』を印象的だったこととして挙げ、華麗なる~について「あれは僕もハマって見てました(笑)」

草なぎについては「幅広い活動が目立った1年だったと思う」として2008年公開の映画『山のあなた~徳市の恋~』が楽しみとも。香取には「悟空の姿しか記憶がないんだよね」としつつも、『スマステ』で会う機会が多かったと言い、「お互い良いコミュニケーションがとれてたと思う」とコメントした。



■韓国に続いてスペインにデンマーク 草なぎ剛
毎年行っている韓国に続いて2007年はスペインにデンマークも訪れた草なぎ。「国際的に活躍できたんじゃないなかな(笑)。それは冗談だとしても、旅を通じて視野が広がった」。2008年公開の映画『山のあなた~徳市の恋~』について「今までにない“やさしいおかゆ”のような映画にしあがっている」と評した。


中居については『中井のブラックバラエティ』でのはじけっぷりと『中居正広の金曜日のスマたちへ』での進行を並べ、「中居くんはものすごいエンターテイナーだと思うんですよ」とコメント。

木村については「映画『HERO』で、また新たなに木村くんの素敵な部分を知った気がしますね」『スマスマ』の楽屋が同じで一緒に食事をする機会が多かったという稲垣には、ワインやお店を教えてもらったそうで、「’07年の吾郎さんはお兄さんみたいな存在でした(笑)」と話した。


香取とはカラオケに行ったそうで、「歌うのはいつもSMAPの歌ばかり。他の人の歌はむずかしくてなかなか歌えないんですよ(苦笑)」と明かした。

■孫悟空時代は長かった(笑) 香取慎吾
2006年1月期の月9ドラマから2007年に映画化と『西遊記』シリーズに出演した香取。「僕の西遊記時代は本当に長かった(笑)。宣伝なんかも含めて2年ぐらいは孫悟空にドップリ浸かっていたからね」。終わったかと思いきやDVD化。「まだまだ何かが待ち受けてるかもしれないなぁって思うこのごろです(笑)」


「夜中にテレビをつけたら、中居くんがいきなり海外にいてビックリしたんだよ」と中居について。「野球にくわしくない僕にもわかりやすい番組で楽しかったなぁ」。そして、「メンバーのなかで、唯一メールをしあうのが木村くん。僕が出演した番組を見てくれたときや、共演があった時は必ずメールをくれる」。と木村との関係について言及した。


『スマスマ』の月イチゴローのコーナーで共演した稲垣には、「吾郎ちゃんと映画の話をするんだけど、成長ぶりがすごい!」。草なぎには「’06年のライヴから、僕がつよぽんのことを『アニキ、アニキ』って呼んでたことが、かなり浸透してきたみたい」。スタッフからもアニキと呼ばれていたとか。

メンバー個々の海外での仕事が目立ったSMAP。五輪やスポーツ番組のタイアップソングが多いのも特徴的だ。

令和も続く中居の野球特番

2007年も球界を盛り上げた中居。当時、日本代表監督を務めた星野仙一氏から“公認”をもらい、星野JAPAN応援団長としてサポートしていた。『中居正広プロ野球革命タブーに挑戦!朝まで徹底討論会』(テレビ朝日系)では、「野球を愛していますし、野球そのものを盛り上げるために何か力になりたいと思っているので、心から喜んでサポートさせていただきます。球拾いでも、掃除でも、何でもします!」とコメント。

星野監督も「ことあるごとに私個人を含めて、野球界を応援してくれている」として、応援団として最高の人材だと賞賛。「彼の野球に対する情熱というのは聞いていて、僕らに伝わってきますからね。特に、野球というものに対して興味の薄い人、そういう人たちに野球の素晴らしさ、楽しさを伝えて欲しいなと思います」とコメントしていた。

(出典:https://www.tv-asahi.co.jp/sports/pc/baseball/nakai/

中居くんを通して野球の面白さを知った人も多いだろう。12月12日に放送されたばかりで、年末の恒例番組『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞』をはじめ、『World Baseballエンタテイメント たまッチ!』(ともにフジテレビ系)、『中居正広のプロ野球魂』(テレビ朝日系)、10年連続出演の『速報ドラフト会議2021 THE運命の1日』(TBS系)、『中居正広の3番勝負!』(日本テレビ系)と野球特番でキー局を網羅している。

ちなみに、2008年当時、雑誌に掲載された日清どん兵衛のキャンペーン広告に中居が登場。「仕事中は禁止!(株)どん兵衛 中居社長」との大々的なコピーと共に、体感ゲーム型ボクシングフィットネス“どんトレだ兵衛”の1万名プレゼント企画が行われていた。のちにフィットネスボクシングが流行ったことを思うと、こちらも先取り感がある。
(柚月裕実)

※次回の更新は12月20日(月)21時予定! レビューを更新しましたら、エキレビ!のツイッターでお知らせします

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Writer

柚月裕実


Web編集/ライター。ジャニヲタ。アイドルがサングラスを外しただけでも泣く涙腺ゆるめな30代。主にKAT-TUNとNEWSですが、もはや事務所担。

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