2026年6月5日、ドイツ国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、8~9日に予定されている中国の習近平国家主席による北朝鮮訪問について、「関係再構築が目的だ」と論じた。習主席にとって7年ぶりの訪朝で、今年初の外遊となる。
国際危機グループ(ICG)北東アジア担当アナリストのウィリアム・ヤン(楊皓暐)氏は、「中国は北朝鮮が保有するミサイルや核兵器が朝鮮半島の安定を損なうことを懸念している。しかし、日米韓3カ国が安全保障・防衛分野での協力を継続している現状において、習主席の訪朝は中国が北朝鮮との関係を極めて重視していることを示すものだ。また、北朝鮮に対する影響力を改めて強化することで、東アジア地域における自国の権益を維持する姿勢をアピールする狙いもある」と述べた。
韓国・慶南大学校北朝鮮大学院大学校のリム・ウルチョル(林乙哲)教授は、「中国は5月13日にトランプ米大統領、同20日にロシアのプーチン大統領を迎えており、各国首脳との会談を通じて国際社会における仲介者の役割を果たそうとしている。中国は国際的地位の向上に伴い、北朝鮮を自国の外交圏により深く取り込み、多極的な国際秩序を推進するパートナーとして位置付けようとしているのだろう」と語った。
ジョージ・H・W・ブッシュ米中関係財団のイ・ソンヒョン(李成賢)上級研究員は、「習主席が今年初の外遊先として北朝鮮を選んだのは、『北朝鮮はロシアの影響下に入りつつある』という西側諸国の見方に対抗する意図があるためだ」と分析した。
記事は、「米政府系シンクタンクのNCKK(National Committee on North Korea)によると、北朝鮮は貿易の95%を中国に依存している。また、新型コロナウイルス感染症の流行前までは、中国人観光客が北朝鮮の観光業を支える重要な柱だった。今年3月には、中朝国境をまたぐ鉄道の運行が6年ぶりに再開された。しかし、新型コロナ流行後に北朝鮮が最初に受け入れた外国人観光客はロシア人で、中国人ではなかった。この事実は、中国人観光客の受け入れ再開が先になると予想していた一部の専門家を驚かせた」と指摘した。
さらに記事は、「北朝鮮は近年、とりわけ安全保障分野においてロシアとの関係を強化している。











